萌芽vol.2 2010.8.22sun@club METRO open 18:30 / start 19:00 adv \2,300 / day \2,500 (+1drink\500)

音源試聴

↓第二弾音源試聴スタート!↓
RUBYOLRA「16×16(イロ×イロ : 色 描ける 色)」とHARP ON MOUTH SEXTET「襲乃音色(かさねのねいろ)」。レビューと一緒にどうぞ!

SOLO / TUJIKO NORIKO

SOLO / TUJIKO NORIKO
NATURE BLISS / B000LZ53SI ¥2,500
♪試聴曲 「MAGIC」

「魔法の歌姫」
芯が強くてかわいい女性といえば誰を思い浮かべますか?わたしはツジコノリコです。
ツジコノリコのライブを初めてみたとき、こんな歌姫もいるのかと驚いた。キュートな容姿と堂々とした彼女から紡がれるうたは魔法がかかっているかのように響いてうっとりしたのを今でも覚えている。
彼女の曲を聴いていると夢と現実の狭間を絶妙なバランスで歩いているような、物語が本当に実在するかのような感覚になる。それは印象的な言葉が立体的に耳に入ってくるからであろう。「SOLO」でも誰にでも分かりやすい言葉でうたっているけれど、その言葉達は聴いている人へ強烈なインパクトを与え、明確な想像を形成していく。滲みのない言葉達から彼女の芯の強さに触れることができる。
(Written by 岩崎雅子)

Nabowa / Nabowa

Nabowa / Nabowa
BounDEE,inc. / B003ARS9PI ¥2,500
♪試聴曲 「sunpeko」

「ほころびのmusic」
晴れた日に鴨川近くの木陰で寝そべりながら川と青い空を眺めながら聴いていたい曲、ライブで思い切り踊りたくなるダンスナンバー、ウィスキーが似合うジャジーな曲など、多才なNabowaで彩られたアルバム。
そんな全編を貫くのは、ハッピー感。そのハッピー感は、ヴァイオリンの美しい響き、ギター、ドラム、ベースのやわらかい調和によりもたらされる。それらは何よりもメンバー同士が悦んで楽器を演奏していることを象徴しているのかもしれない。インストバンドとして楽器の魅力を存分に活かしているNabowa。
うたものとしても、ACOをfeat.した「キッチンへようこそ」などを収録し、Nabowaの新しい一面も垣間見える。何年たっても何度でも聞きたいアルバム。彼らの活動にこれからもますます目が離せない。
(Written by 岩崎雅子)

震える牙、震える水 / 長谷川健一

震える牙、震える水 / 長谷川健一
P-Vine Records. / B003HOUKE2 ¥2,500
♪試聴曲 「絶景」

「届くうた」
長谷川健一(通称:ハセケン)のうたの威力が届くアルバムとなっている。わたしは、じめじめした梅雨時にこのCDを購入した。うだるような湿気と雨に何もする気が起きなかった。でも「震える牙、震える水」を聴いていると、次第に背筋が伸びてきてしゃんとしようと思えるようになった。
ハセケンは大声をだして叫ぶような気持ちを高ぶらせる歌い方をしない。彼は彼のうたを彼の声でただうたっているだけ。だけど、そのうたは人を動かす力を静かに秘めている。 毎日どんなことがあったとしても、このアルバムを聴けば気持ち新たにまた始められる。一生そばで聴き続けたいと思える名盤。
(Written by 岩崎雅子)

16×16(イロ×イロ : 色 描ける 色) / RUBYORLA PLAYS TENORI-ON

16×16(イロ×イロ : 色 描ける 色) / RUBYORLA PLAYS TENORI-ON
imagined records / IMACD09 ¥2,300
♪試聴曲 「I AM A TENORIST」

「白く流れる音たち」
私が初めてTENORI-ONを見たのは2005年の六本木で開催されたあるイベントでだった。そのアートイベントには開発者である岩井俊雄さんが出演されていて、まだ開発中のTENORI-ONを紹介されていた。(その時はまだTENORI-ONという名前ですらなかったかもしれない。)
それから数年経ち、街中でTENORI-ONを見かけるようになって、実際に試奏もしてみたけれど、私にはどう扱っていいのかわからなかった。かわいい音がしてきれいに光る、くらいの印象であった。
それが見事な楽器としてこんなに素敵な音源として世の中に放たれるとは。100%の電子音の中になぜか懐かしさと切なさを感じる。水の玉があちこちではじけているようなそんな瑞々しさが体中を包む。絶えず頭の中には映像が浮かんでは消え、その映像の奥にかすかにTENORI-ONの光がある。水の波紋のように広がっては流れていくあの白い光。
音源を聞きながら、ライブでこの音とあの光を堪能したいと心から思えるなんて、TENORI-ONだからこそ成せる技なんじゃないだろうか。
(Written by 田中郁后)

襲乃音色(かさねのねいろ) / HARP ON MOUTH SEXTET

襲乃音色(かさねのねいろ) / HARP ON MOUTH SEXTET
imagined records / IMACD10 ¥2,300
♪試聴曲 「銀河万象」

「あふれる疾走感!これこそダンスミュージック!」
16×16で見せてくれたポップで切ないキュートな音楽とは打って変わって、こちらはグルーブあふれるダンスミュージック。RUBYORLA氏率いるHarp On Mouth Sextet(ハープ・オン・マウス・セクステット※以下HOMS「ホムス」)の7月にリリースされたばかりのNew Album。
6月にソロ名義、7月にHOMSと立て続けのリリースにRUBYORLA氏の精力的な制作活動に驚かされるのは基より、雅楽とハーモニカと電子音でこんな音楽が創造されるとは!HOMSのライブでは映像も加わり、さらにトランス感覚倍増なのだが、音源でもそれは十分に感じることができる。
特に5曲目の遷音速流は私の大のお気に入りであるが、こんなにもドラマチックでめくるめく雅楽が成立するなんて誰が想像しただろう!
RUBYORLA氏の才能に舌を巻く1枚。世界中探したって見つからない唯一無二の音楽に触れることは絶対にあなたの人生において損にならない。必聴です。
(Written by 田中郁后)